喉仏とは
喉仏と言いますと、大抵は男性の喉にあって唾を呑み込む時に「ごっくん」と上下に動く部分を思い浮かべますが、亡くなった人の火葬後の収骨の時に職員の方が説明する骨とは違います。
職員の方が喉仏の骨を説明して、骨壺の一番上の部分に大切に納められた時の骨は、首の骨(頸椎)の上から2番目の骨のことなんです。
唾を呑み込んだ時に「ごっくん」と上下するのは軟骨であって骨ではありませんので、火葬されましたら当然残ることはありません。
火葬場で説明を受ける喉仏はその姿形がお釈迦様が座禅を組んで瞑想している姿に似ているから名付けられ、火葬後に残った遺骨の中でも特に重宝されます、数ある体の骨の中でもただ一つだけ残すとしたらそれは「喉仏」なのです。